ある意味重症




どうも調子が悪い。
寒気がするし頭がぼーっとする。
喉も何かおかしい。
風邪かよ。
シャレになんねー。
帰ってくるなり、俺は大きな溜め息と共にベッドに倒れ込んだ。

ベッドの側の子機に手を伸ばしかけてやめる。
明日の練習は休みだし、一日寝れば治るだろう。
あんな役に立ちそうもない奴呼ばなくても。
しかもさっき別れたばかりで電話なんかしたら不機嫌な声聞かされるに決まってる。
人恋しくなってないでとっとと寝ちまおう…。

うとうとしていると呼び鈴が押された。
一度で出なかったら二度も三度も四度も五度も。
うっとおしいんだよ。
半分寝ながら起き上がりインターホンの受話器を取る。
画面に映ったのは俺が呼ぼうとした相手だった。
何でいるんだ。
無意識に電話してしまったのか?とアホなことを考える。
「生きてるかぁ?」
「死んでる。」
頭が。
思考回路がショート寸前、て歌あったよな。
アレ何だっけ。
まさにそんなかんじ?
「さっさと開けろー。」
受話器越しに三井が吠える。
うるせぇよ。
あんまりうるさいから無言で受話器を置いて扉に向かった。
鍵を開けると勝手に入ってくる。
ここ俺んちなんだけど、わかってんのかこいつ。
「んなとこつっ立ってないで寝ろよ。」
三井がキッチンで、持ってきたビニール袋をあさりながら言った。
「お前風邪ひーてんだろ。何か今日ずっとぼけっとしてたし。
 しょうがねぇから看病しに来てやったんだぜ。ありがたく思えよ。」
恩着せがましい奴…。
「だから早く寝ろって。」
そういえば切らしていた卵を冷蔵庫につめ、三井は顔をしかめて振り向いた。
「じゃ寝るから。」
俺の声はちょっとかすれていた。
こりゃ駄目だな。
マジで寝よう。
嬉しがって見てる場合じゃなかったんだった。
「邪魔すんなよ。」
「おう。」
…多分邪魔されそうだけど、まぁいいか。
その時はその時だ。

今は、来てくれてありがとう。
オヤスミナサイ。





ぐるぐるしている藤真サマー。藤真様弱ってるせいでミツ←フジに見えますね…。
この藤真にはきっと妹がいると思います。ていうかありがちなネタでスミマセン…。

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